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2021/09/28 21:13
コーヒーは、アカネ科に属する多年生の灌木(かんぼく)で、熱帯地方を中心に約6000種が分布しています。
灌木とは、3mくらいまでの低木のことをいいます。
そのうちコーヒー属は40種類ありますが、コーヒーとして商品になるものは、
・アラビカ種
・カネフィラ種(ロブスタ種)
・リベリカ種
の3種類です。
熟したコーヒーの実は、濃い紅色をしていることから、レッドチェリーといいます。

レッドチェリーの実を摘み取って外皮(アウタースキン)をとると、黄色い果肉が出てきます。
これを乾燥させると、パーチメントと呼ばれる内果皮が見えてきます。
パーチメントをはがして出てくるのが銀皮(シルバースキン)をまとった種子。
これが、コーヒーの生豆です。

パーチメント状のコーヒーの種子をまいてから、発芽までは約40~60日。
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約半年ほどで50センチ程度の苗木に生長。
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種まきから3年で花が咲く
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花は数日で枯れ、つけた実は6~8か月で熟す。
実ははじめは青緑色をしていますが、やがて黄色、赤へ色を変え、完熟するころには濃紅色になります。
◎収穫時期は年に1~2回、収穫方法は産地により異なる
・手摘み・・・ブラジルやエチオピアを除くアラビカ種の原産国
・落下法・・・ブラジル、エチオピアほか、ロブスタ種の生産国の多く
収穫した実は、天日または機械による乾燥式か水洗式などによって精製し、生豆へ。
・乾燥式・・・脱穀後もシルバースキンが残っていること多いが特徴
・水洗式・・・シルバースキンが取れて、表面につやがあるのが特徴
小さな豆を少し知ると、
味わいもさらに深まりますね。